1974年愛知県生まれ。写真家/映像作家。
1994年より藤井保に師事し、1998年に瀧本幹也写真事務所を設立。広告写真をはじめ、グラフィック、エディトリアルワーク、作品制作、コマーシャルフィルム、映画などの幅広い分野の撮影を手がけている。写真と映像制作の経験を活かし、2012年からは映画の制作を開始。初めて撮影監督を務めた『そして父になる』(監督:是枝裕和、2013年)で第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞を受賞。続いて『海街diary』(監督:是枝裕和、2015年)では日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞。『三度目の殺人』(監督:是枝裕和、2017年)では第74回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門を受賞。
アーティストとしても積極的に活動を行っており、バウハウス・デッサウ校舎を撮影した写真集『BAUHAUS DESSAU ∴ MIKIYA TAKIMOTO』(ピエ・ブックス、2005年)では、現代デザインの基となったドイツの造形学校バウハウス・デッサウを、当校が生み出した抽象絵画のような独特な視点で捉えた。またライフワークとして取り組んできた『SIGHTSEEING』(リトル・モア、2007年)では、世界7大陸を巡り、「観光」というリアルな行為の中に漂う非現実的な世界をシニカルにあぶり出した。『LAND SPACE』(青幻舎、2013年)では、長きにわたり育まれてきた自然の壮大さと、人類の手によって生み出された先端文明である宇宙産業の造形美の相似形に着目し、「LAND」と「SPACE」という一見対極に見える2つの視点から、地球を俯瞰しているかのようなビジュアルをつくり出した。主な受賞に、東京ADC賞、ニューヨークADC賞、カンヌライオンズ国際広告祭入賞、ACCグランプリ、日経広告賞グランプリ、ニューヨークCLIO AWARDS受賞、ロンドンD&AD YELLOW PENCIL受賞など。
2020.04.21
1974年愛知県生まれ。写真家/映像作家。1994年より藤井保に師事し、1998年に瀧本幹也写真事務所を設立。広告写真をはじめ、グラフィック、エディトリアルワーク、作品制作、コマーシャルフィルム、映画などの幅広い分野の撮影を手がけている。写真と映像制作の経験を活かし、2012年からは映画の制作を開始。初めて撮影監督を務めた『そして父になる』(監督:是枝裕和、2013年)で第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞を受賞した。以後も『海街diary』『三度目の殺人』と独自の映像世界をつくり出している。また自身の作品制作活動も精力的に行い、展示や作品集として発表している。
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