寺田克也電個展「えんぴつ2 モンスターと少年」
【2020.5.18 Mon. - 5.30 Sat.】

           


寺田克也電個展「えんぴつ2 モンスターと少年」
ギャラリーハウスMAYAにてオンライン先行展覧会を実施

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寺田克也電個展「えんぴつ2 モンスターと少年」がオンラインで先行開催。作品は一度に公開されるのではなく、会期中に少しずつ追加されていき、その過程も楽しむことができる。更新情報や作品購入についての情報はギャラリーハウスMAYAのSNSで発信している。

MAYAのオンラインギャラリーへようこそ! 世界が目まぐるしく変化した今、 ギャラリーが作家と共に発信するもう一つのスペースを作りました。 だれでも、どこでも、いつでも、ご覧いただけます。 MAYAでは2年ぶりとなる寺田克也さん、今回は初のオンライン先行展覧会です。 いずれ実際に原画をご覧いただく機会を...と思っていますが、 ギャラリーでは近づけない距離感で絵を見ることができるのはデジタルならでは。 こちらではググッ!と拡大して、寺田さんの線の密林を彷徨うような感覚もお愉しみいただければと思います。 (ギャラリーハウスMAYA/Web,Mail)

"というわけで前にギャラリーハウスMAYAでやらせていただいた「えんぴつ」展の続編をオンラインにてお送りすることとなりました。 詳細は説明せずともみなさん同じような状況で、その事に振り回されるこの数ヶ月だったはずです。 つらい。そしてつらさが各々の状況によって大変なグラデーションを持って迫る毎日だと思います。 今回の「えんぴつ2」の生個展(そんな言い方あるのか)をあきらめたときに、もうこの展覧会用の絵そのものも描くのやめちゃおうかな〜と頭をよぎり、実際手がぜんぜんそっちに動かない時間を結構長く過ごしていたわけですが、まあ実際問題絵を描くこと以外にやることねえや、という認識になんとか舞い戻り、じりじりとえんぴつ(実際はシャープペンと芯ホルダーだが)を動かしております。ガリガリガリ。 個展用に描こうと思ってた枚数はまだほとんどが途上なのですが、ここはひとつライブ感に転化してしまいましょうということで毎日絵を増やしていきます。 今回のモチーフは「モンスターとこども」。異形の者たちと無邪気に遊ぶこども達がこの先の未来を背負わされてしまうわけですが、できるならいい未来を手渡していきたいものだなー。 さて今回高画質の絵をそのままオンラインで閲覧できる様にしてます。無料です。商業利用(複製してお金とったり、なにかの仕事用に流用とかな)に使う場合はご連絡いただくとして、個人でたのしむ分にはプリントアウトして部屋に飾ったりしてもらってもいいですよ。 近い将来原画は原画でちゃんと展示して販売することになるとおもいます。 まーなにはともあれ興味のある方はしばし遊んでいってください。 いつかまた近日中にリアルな展示の場でお会いしましょう!" (寺田克也)


2020.05.25

  

寺田克也

マンガ家・イラストレーター。1963年岡山県生まれ。 マンガ、小説挿絵、ゲーム、アニメのキャラクターデザインなど幅広い分野で活動中。 幼少期より豊潤な日本のマンガで育ち、思春期にメビウスの作品に出会い、大友克洋のマンガの洗礼を受け欧米コミックスとアジアにおける線や陰影の表現をあわせもったオリジナルな作風は日本のみならず海外のファンも多く持つ。 主な仕事にマンガ「西遊奇伝大猿王」「ラクダが笑う」。ゲーム「バーチャファイター」シリーズ、「BUSIN」。映画、テレビ「ヤッターマン」「仮面ライダーW」キャラクターデザインなど。 近年はパーソナルワークにも力をいれ展示活動が活発。 著作多数。近著に『寺田克也原寸』(パイインターナショナル )

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