ヤマトグループが「クロネコマーク」を刷新
原研哉がデザインを手掛ける。

           
ヤマトグループが「クロネコマーク」を刷新
原研哉がデザインを手掛ける。

ヤマトグループは、1957年の制定以来64年間使用されてきた「クロネコマーク」の、初のデザイン変更を行う。デザイン開発パートナーには原研哉を起用し、新しい「クロネコマーク」と、新たな価値提供を象徴する「アドバンスマーク」を発表した。2021年4月1日(木)より順次使用を開始する

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1. 新しい「クロネコマーク」(企業シンボルマーク)

親ネコが大切に子ネコを運ぶ「クロネコマーク」は、1957年以来「安心・丁寧」のシンボルとして、お客さまに信頼いただけるマークとなるよう、全社員で大切に育んできました。

その「クロネコマーク」に込めた想いを変えることなく、都市や街、地域の環境により調和し、溶け込みながら、日々重ねてきたサービスをさらに進化させていく意思の表明として、より未来志向のデザインに磨き上げました。

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2.新設する「アドバンスマーク」

ますます変化する社会やビジネスの課題解決に向け、既成概念にとらわれず、果敢に挑戦する姿勢とビジョンを表明し、その象徴となるアドバンスマークを新設します。

ヤマトグループがこれまで培ってきたノウハウやネットワークに、新しいアイディアやテクノロジー、パートナーシップを融合させた、新サービスや新事業に展開します。

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【クロネコマーク・アドバンスマークの詳細は以下URLをご覧ください。】
特設Webサイト :https://www.yamato-hd.co.jp/pr/logo2021
新マーク紹介動画:https://youtu.be/R9tmXatfWAo
コーポレートカラー、および社名ロゴタイプも変更します。



■ コーポレートカラー

コーポレートカラーは、クロネコマークで親しまれてきた黒、黄色をメインカラーとし、その2色を引き立たせる白、グレーのサブカラーを加えた4色とします。
黒、黄色を大切にしながら、都市、地域にノイズを生まず、より自然に溶け込む白、グレーを採用しました。

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■ 社名ロゴタイプ

社名ロゴタイプは従来のイメージを大切にしつつ、ヤマトグループ統一ロゴタイプを新たに開発しました。
※「クロネコマーク」を使用する国内外のヤマトグループ事業会社が対象です。

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<マークの使用イメージ>
■ 車両イメージ

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お客さま、地域に根差す集配車両には、引き続き、ネコマークを展開します。社会を見つめる"ネコの目"をあしらい、より親しみやすいデザインを目指しました。ビジネス領域や幹線で使用する大型車両には、宅急便に留まらないネットワークの多機能化、高付加価値化のシンボルとして、「アドバンスマーク」を採用する予定です。



■ 資材イメージ 

※各アイテムのデザインは、一部変更する可能がございます。
また、デザインは車両切り替え時など合わせ、順次、導入していきます。

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【原 研哉氏 コメント】
物流が世界を変え始めている今日、ヤマトグループの未来をヴィジュアライズするお手伝いができたことを光栄に感じています。子猫をくわえて大切に運ぶ「クロネコマーク」は、日本人の共有財産のようなものであり、もはや環境デザインとも言える広がりのなかで、そのエッセンスを損なわず洗練させていくのに大きなエネルギーを要しました。
一方、先端技術でひらく新事業や、既成概念にとらわれない物流プラットフォームを目指す「アドバンスマーク」を同時に提案させていただきました。潜在する価値を可視化していくのが私たちの仕事であり、この二つのマークに結実していく未来に、真摯に期待を寄せたいと思います。

  
原研哉

原研哉

原研哉 1958年生まれ。グラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表取締役社長。武蔵野美術大学教授。 「RE-DESIGN―日常の21世紀」展をはじめ、「HAPTIC」「SENSEWARE」「Ex-formation」など既存の価値観を更新するキーワードを擁する展覧会や教育活動を展開。また、長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、愛知万博のプロモーションでは、深く日本文化に根ざしたデザインを実践した。 2002年より無印良品のアートディレクター。松屋銀座、蔦屋書店、GINZASIXなどのVIを手掛ける。外務省「JAPANHOUSE」では総合プロデューサーを務めた。2019年Webサイト「低空飛行」を立ち上げ、観光分野に新たなアプローチを試みている。

関連サイト
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