「映画制作をデザインする。」アートディレクター千原徹也

映画プロジェクト第1弾「最終日」予告が解禁。

           

「映画制作をデザインする。」アートディレクター千原徹也
映画プロジェクト第1弾「最終日」予告が解禁。
  • 作品短編映画「最終日」(20分)
  • 脚本高田亮
  • 監督千原徹也
  • 音楽田中知之(FPM)
  • 主演安達祐実
  • 問い合わせれもんらいふ 03-6418-9301
    chihara@lemonlife.jp(担当:千原)
  • 公式サイトhttps://lemonlife.jp/movie

アートディレクター千原徹也、初映画監督作・予告がついに解禁。映画制作をデザインする「ART DIRECTION MOVIE」第1弾作品。主演・安達祐実、音楽・田中知之(FPM)で、近日公開予定。公開に先立ち、3分間にわたる「最終日」特別予告動画が完成。

アートディレクターが映画を撮るという新しい概念。

僕は常々、20代の頃から「50までに映画監督をやります」と言い続けてきました。尊敬する映画監督、伊丹十三さんが「お葬式」で初めてメガホンを取ったのが50歳。その伊丹十三監督の初めての職業は、奇しくも同じ「グラフィックデザイナー」です。ATGのロゴや伊丹万作作品集の装丁、自身のエッセイ本の挿絵、デザインも手がけていました。初監督した「お葬式」は予告編から、落語家が筋を話す仕組みにしたり、「ミンボーの女」で切りつけられたことまでプロモーションにし、逆境までも仕組まれたように、メディアミックスしてしまう伊丹監督の発想力に、「この人になりたい」と惹かれていきました。
このプロジェクトは、アートディレクターから映画監督に転身する!というプロジェクトではない気がしています。伊丹十三さんのように監督、メディア、その他の肩書きをミックスしたやり方への回答です。映画という世界に向かっていくのではなく、映画をアートディレクションの世界に呼び込みたいプロジェクトです。

今後このプロジェクトは、続いていきます。その第1弾として、短編映画を自主制作で作ります。安達祐実主演「最終日」。まずは、スクリーンテストとして3分の予告動画を制作しました。この予告動画は、僕の映画プロジェクトへ足を踏み入れる「狼煙(のろし)」のようなものです。本編は、公開までに、YouTubeやSNSなどで少しづつ公開され、来年2021年に本編の公開、さらには監督第2弾の制作へとつながっていきます。アートディレクターが作る映画プロジェクト、題して「ADM(ART DIRECTION MOVIE)」と名付けました。ついにスタートです。
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千原徹也監督、第1弾「女の子の人生を応援する」ストーリー。

幸せな結婚も、楽しめる仕事も手に入れることができなかった34歳、 「何もない女」高島さん。その高島さんが姪っ子との出会いにより、人生が変わっていく2日間を描いた短編です。この短編は、本編公開までに、YouTube や、SNSメディアなどを通じ、 少しづつ公開されて行きます。安達祐実主演+田中知之(FPM)のサウンドトラックがクロスオーヴァーする。全く新しい映画プロジェクトです。


2021年 春、公開



2020.05.15

  
千原徹也

千原徹也

1975年京都府生まれ。アートディレクター。株式会社れもんらいふ代表。広告、ファッションブランディング、CD ジャケット、装丁、雑誌エディトリアル、WEB、映像など、ディレクションするジャンルは様々。桑田佳祐 アルバム「がらくた」や、関ジャニ∞ アルバム「ジャム」のアートディレクション、ウンナナクールのブランディング、小泉今日子 35 周年ベストアルバム、装苑の表紙などを手掛ける。さらには、「れもんらいふデザイン塾」の主宰、映画制作をデザインする「映画プロジェクト」などグラフィックの世界だけでなく活動の幅を広げている。

関連サイト
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