「写真家ドアノー/音楽/パリ」展 
2020.2.5 Fri - 2020.3.31 Wed

           
「写真家ドアノー/音楽/パリ」展
開催決定!パリで大好評を博したロベール・ドアノー×音楽の写真展!

パリを愛し、パリに愛された写真家 ロベール・ドアノーの写真展が、2020年2月5日(金)~3月31日(水)(*休館日なし)までBunkamura ザ・ミュージアムにて開催が決定。パリの街角にあふれるシャンソンやジャズなど、様々な音楽シーンを題材に撮影された作品、約200点で構成される。

フランスの国民的写真家ロベール・ドアノー(1912-1994)は、パリを舞台に多くの傑作を生みだし、世界で最も愛され続けている写真家のひとりです。本展は、パリの街角にあふれるシャンソンやジャズなど様々な音楽シーンを題材に1950年代から90年代にかけて撮影された、ドアノー独自の音楽的感覚に富んだ作品約200点で構成されます。2018年末から2019年春にかけて、フランス・パリ19区にある"フィルハーモニー・ド・パリ"内の音楽博物館で開催され大好評を博した展覧会を基に、日本向けに再構成した巡回展がやってきます。

【1】流しのピエレット・ドリオン 1953年.jpg
ロベール・ドアノー《流しのピエレット・ドリオン》1953年 ゼラチン・シルバー・プリント ©Atelier Robert Doisneau/Contact

~本展開催に寄せて~
ドアノーの写真には、いつも楽音が隠れている。ポートレイトや風景の一枚一枚にとらえられた軽やかなムーヴメントはもちろんのこと、場所や被写体や時代が変わっても、すべてがまるでひとつの組み写真のような流れを生み出す。そこにはほとんど天然といって差し支えのない、まわりを陽気にするいたずらっ子だけに許された 笑みがあふれている。 なんという微笑みの音楽! 本展には、シャンソンからオペラまで、音楽家たちが多く登場するのだが、歌わ ない時でさえ彼らは歌っている。シャッターを押す前にドアノーがいかなる言葉の指揮棒を振ったのか、想像してみよう。それはまた、プレヴェールに学んだ写真家の、書き手としてのきらめきに触れるまたとない機会となるにちがいない。
堀江敏幸(作家,フランス文学者,ロベール・ドアノー著書『不完全なレンズで』翻訳者)




■お問い合わせ 03-3477-9111(代表)
■※詳細は決定次第、Bunkamura HPでお知らせします。
■※状況により、会期、営業時間等が変更となる可能性がございます ■https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/21_doisneau.html

  
ロベール・ドアノー

ロベール・ドアノー

(1912-1994)パリ郊外のジャンティイに生まれた写真家。ルノー社のカメラマンを経て、フリーとして活動を開始。『ヴォーグ』誌や『ライフ』誌でファッション写真を始めとして多くの写真を発表、国際的に注目される。特にパリの庶民の日常をとらえた写真で高い評価を得る。現在でも世界各国で写真展が開かれ続けている。

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