専門学校 桑沢デザイン研究所
学生インタビュー
福島大空さん

           
専門学校 桑沢デザイン研究所
夜間部学生インタビュー

スペースデザインコース
福島大空さん

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意識高い仲間との切磋琢磨、やり遂げる達成感。
得たものは必ずこの先に生きる。

〈桑沢〉に入学するまでは、地元島根の総合病院で臨床工学技士として5年間働いていました。医療現場では長期にわたり入院生活を送られる方や、亡くなっていく患者さんもいます。そうした方たちに寄り添っていく中で、人に感動や喜びを与えることができる"ものづくり"の道を考えるようになりました。もともと美術やデザインには興味があったので、そろそろ30代が見え始めた時に、チャレンジするなら今しかないな、と。〈桑沢〉は教育の質が高く、立地もいい。年齢的に長い時間は費やしたくなかったので、夜間部の2年制と、年齢もキャリアもさまざまな人と一緒に学べる環境は魅力的でした。

スペースデザインは、3D空間の内部に入り込んで体験できるところに面白さを感じます。コース選択はビジュアルデザインと迷いましたが、子供の頃は大工さんになりたかったので、やはり一番興味があったのだと思います。1年次の前半はデッサンなど基礎を中心とした授業で、スペース以外の分野で活躍されている講師の方から話を聞く機会もあり、さまざまな視点を得ることができました。スペースの先生方も実際に現場でデザイナーとして仕事をされている方々なので、生きた知識や情報を得られたことは貴重な経験だったと思います。住宅をデザインするにしても、ちょっとしたことが住まう家族の関係性や距離感などいろいろなことに影響するので、内部環境やその住宅が社会とどうつながるのかまで考えることも学びました。 

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課題は、特に手を動かすものが多いのが特徴です。一例を挙げると、まず一週間で壁と天井をテーマに住宅のコンセプトを考え、次はそれを図面に起こして模型をつくる。最初の頃は僕も周りの友達もまったく余裕がありませんでしたが、その都度ちゃんとやり遂げられ、プレゼンでも自分の考えやコンセプトを段々的確に伝えられるようになっていったので、今振り返ると皆と一緒に自分も2年間で成長したんだなという実感があります。ただ精一杯やったつもりでも、もっともっと頑張れたのではないかという気がするので、これから学ぶ人には悔いが残らないよう時間を大切に過ごして欲しいですね。

〈桑沢〉で僕は初めてデザインする経験をし、ものを生み出すことの難しさや喜び、やり遂げる達成感など多くを学びました。意識高く懸命に取り組む仲間の姿に何度も助けられ、大変な時間を共に乗り越えたことで絆も生まれました。今後については思案中ですが、医療、デザイン、どちらの道に進んでも、ここで得たものはすべて自分の力になると信じています。






福島大空さん 作品

「公的な要素を取り入れた、地域に開かれた住宅設計」をテーマにつくった卒業制作「ギャラリストの住まい」。
地域住民憩いの遊歩道・北沢川緑道沿いの斜面に位置する7mの高低差がある場所を対象敷地に選び、7m×20mの壁面をアートウォールとして活かしつつ、沿道の賑わいが壁面上の住宅エリアにも届く構造設計を考えた。

「緑道沿いをずっと歩いて、地域に貢献できる建築物という視点で敷地を選び、沿道4㎞にわたり"線"に広がっている賑わいを、縦方向に"面"に広げていくことを考えてつくりました」


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デザインノート
アイデア
イラストノート