クリエイター

山本二三

YAMAMOTO NIZO

1953年長崎県五島市生まれ。アニメーション映画の美術監督・背景画家。

中学校を卒業後、岐阜県の夜学高校で建築を学んだ後に上京し、美術系専門学校在学中からアニメーションの背景画の仕事を手掛けるようになる。24歳の若さでNHKのTVシリーズの「未来少年コナン」(宮崎駿 演出)の美術監督に抜擢され、その後「天空の城ラピュタ」、「火垂るの墓」、「もののけ姫」、「時をかける少女」などの美術監督を務め、日本のアニメーション界をけん引する存在として、今日まで活躍を続けている。1990年自身の事務所「シネマ・アート・クラブ」を創設、翌年「絵映舎」と改名。2005年有限会社 絵映舎を設立。2006年に「時をかける少女」(細田 守監督)の美術監督として第12回AMD Award'06 大賞の総務大臣賞を受賞。

物語の舞台を丹念に取材、あるいは設定し、実在しない空間の温度や空気感までも描き上げる緻密な仕事、そして卓越した水と雲の表現は評価を不動のものにしている。中でも雲の描写は「二三雲」と呼ばれており、単に背景の一部を構成するだけに留まらず、場面の空気感や登場人物たちの心情を表現することがある。

創作は仕事の枠にとどまらず、故郷を100点描く「五島百景」をライフワークとして2010年から描きはじめる。2011年に神戸市立博物館で開催された「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」は好評を博し、以後30箇所を越え全国を巡回している。2018年には、故郷の長崎県五島市に「山本二三美術館」がオープンした。

主な著書に、『山本二三 背景画集』(廣済堂出版、2012年)、『山本二三 風景を描く』(美術出版社、2013年)、「山本二三百景」(枻出版、2018年)がある。


2020.04.15

山本二三

1953年長崎県五島市生まれ。アニメーション映画の美術監督・背景画家。有限会社 絵映舎代表。24歳の若さでNHKのTVシリーズの「未来少年コナン」(宮崎駿 演出)の美術監督に抜擢され、その後「天空の城ラピュタ」、「火垂るの墓」、「もののけ姫」、「時をかける少女」などの美術監督を務め、日本のアニメーション界をけん引する存在として、今日まで活躍を続けている。水と雲の表現に卓越し、中でも雲の描写は「二三雲」と呼ばれ、評価を不動のものとしている。2006年に「時をかける少女」(細田 守監督)の美術監督として第12回AMD Award'06 大賞の総務大臣賞を受賞。2018年には、故郷の長崎県五島市に「山本二三美術館」がオープンした。

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