クリエイター

ダムタイプ

DUMB TYPE

1984年に結成されたアーティスト・コレクティブ。

京都市立芸術大学の学生だった古橋悌二(1960-95年)や高谷史郎(1963年-)らを中心に活動を結成されたコレクティブで、建築、美術、デザイン、音楽、ダンスなど、専門性の異なる多彩なメンバーが流動的に参加している。特定のディレクターを置くことなく、プロジェクトごとに参加メンバーが変化していることが特徴的で、そのヒエラルキーのないフラットな制作スタイルは、既成のジャンルの枠組みを越えたマルチメディア・アートとして高く評価されている。そのほかの主なメンバーに、池田亮司(1966年-)、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(1961年-)、高嶺格(1968年-)、小山田徹(1961年-)などがいる。

代表作である《S/N》は、ジェンダー、エイズ、セクシャリティなどを軸に、人種、国籍、性差別など、現代社会が抱える諸問題に向き合い、パフォーマンス、映像、テクノロジーの要素を含んだ作品として展開された。同作の構想・演出を果たした古橋悌二は、舞台上で自らがゲイでありHIV感染者であることを公表したのち、1995年に敗血症のため逝去。古橋の没後も、同作は世界各国で上演された。

これまでに、メルボルン国際芸術フェスティバル、バービカン・センター(ロンドン)、新国立劇場(東京)、国際モダンダンス・フェスティバル(ソウル)、リヨン現代美術館、アテネ・コンサートホール、シンガポール芸術祭、シカゴ現代美術館、アムステルダム市立劇場などで上演/展示を行い、2014年にヴィデオ・インスタレーション《MEMORANDUM OR VOYAGE》を東京都現代美術館で展示。その後もROMAEUROPA(ローマ)や国立近現代美術館(ソウル)で展示されたのちに、2017年にポンピドゥー・センター(パリ)に収蔵された。

主な個展に「DUMB TYPE | ACTIONS + REFLECTIONS」(ポンピドゥー・センター・メッス、2018年)、「アクション+リフレクション」(東京都現代美術館、2019-2020年)などがあるほか、2021年に開催予定の第59回ヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表に選出された。



2020.04.10

ダムタイプ

1984年に結成されたアーティスト・コレクティブ。京都市立芸術大学の学生だった古橋悌二や高谷史郎らを中心に活動を結成されたコレクティブで、建築、美術、デザイン、音楽、ダンスなど、専門性の異なる多彩なメンバーが流動的に参加している。特定のディレクターを置くことなく、プロジェクトごとに参加メンバーが変化していることが特徴的で、そのヒエラルキーのないフラットな制作スタイルは、既成のジャンルの枠組みを越えたマルチメディア・アートとして高く評価されている。

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