TDP生のストーリーマガジン【com-plex】
幅広いデザインの学びで、問題解決をも実現。

TDP生のストーリーマガジン【com-plex】
グラフィックデザイナー 福森 美晴
幅広いデザインの学びで、問題解決をも実現。


東京デザインプレックス研究所(以降TDP)は、現在クリエイティブの現場で活躍している修了生を紹介したWebマガジン『com-plex』を公式noteで展開している。デザイン未経験者や社会人からデザイナーを目指していた人たちが、TDPでどのように学び、現在クリエイティブの世界で活躍しているかをインタビュー形式で掲載している。今回、掲載コンテンツの中から、「セメントプロデュースデザインチーフデザイナー 福森美晴」のインタビューを抜粋して紹介しよう。

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福森 美晴(セメントプロデュースデザイン チーフデザイナー)



セメントプロデュースデザイン
クリエイティブディレクターの金谷勉が1999 年に設立したデザイン会社。大阪、京都、東京を拠点に企業のグラフィックデザインやプロモーション、商品開発のプロデュースに携わる。2011 年、全国各地の町工場や職人との協業プロジェクト「みんなの地域産業協業活動」を始動。経営不振にあえぐ町工場や工房の立て直しに取り組む活動は、テレビ番組『カンブリア宮殿』や『ガイアの夜明け』(テレビ東京系列)で取り上げられている。



// I N T E R V I E W //



美容師からデザイナーへ20代後半で入学を決意

前職は美容師だったという福森。モデルをヘアメイクして写真を撮る、ディレクションの仕事がとても楽しく、チラシなどのグラフィックデザインがもともと好きだったこともあり、27歳で本格的にデザイナーを目指そうと決意。TDP(デジタルコミュニケーションデザイン専攻)に入学し、グラフィックデザイン、ウェブデザイン、ブランドデザインなどを実践形式で学んだ。

「授業はもちろん、トップクリエイターの講義が無料で受けられるプレックスプログラムも有意義な時間でした。セメントプロデュースデザイン(以下:CEMENT)に入社を志望したきっかけも、プレックスプログラムで代表の金谷勉の講義を受けてのことでした」

このプログラムでは次世代のクリエイター、デザイナーに求められる志向性やスキルなどを講義+ワークショップ形式で学べるようになっている(200時間)。「話を聞くだけでなく、グループワークや自分のアイデアを発表する場が与えられたのも嬉しかったです」

学生主体で行なう課外活動やグループワークによる学び

TDPにはラボラトリー(LABO)と呼ばれる課外活動もある。福森が参加したのはフューチャーデザインラボ。社会の現状や問題点を理解し、地域や企業との関係性を構築しながらデザインによる問題解決をより実践的に⾏い、チーム制で活動している。「チームで何かを成し遂げようとするグループワークは初めだったので、最初は自分の熱量が強すぎてチームメイトとぶつかってしまうことがよくありました。でも徐々に冷静に話し合う術を身につけ、最終的には良いものができたと思っています。自分の得意不得意もわかったので参加してよかったです」

いろいろな道がある。年齢で夢をあきらめないで

転職には美容師時代に培ったコミュニケーションやヘアメイクのスキルはもちろん、TDPで身につけたウェブスキルも大きな武器になった。福森が入社した当時、CEMENT にはウェブスキルを持つ社員が少なかった。「コクヨさまのチームに選ばれたのもウェブの知識があるから、という理由でした。TDPでデジタルコミュニケーションデザイン専攻を選んでいてよかったと思いました。今でもコーダーの方とお話しする時はスムーズに話を進めることができていると実感しています」

現在はCEMENT のチーフデザイナーとして多岐にわたるクリエイティブワークをこなす福森。グラフィックだけでなく、ウェブデザインやイベントブースなどの空間デザインに携わることもある。クライアントと深くコミュニケーションを取りながら、強みや目的を整理し、商品開発やマーケティングを含んだ企画提案などもしている。

CEMENT は2018年12月、東京オフィスを港区から墨田区に移転。代表の金谷が墨田区のモノづくりコラボレーション事業に参画していたことがきっかけだった。現在、福森は「すみだクリエイターズクラブ」(墨田区内在住のクリエイターが所属している団体)に金谷と共に参加。CEMENT がコミュニティづくりや街おこしをする企業としても広く認知されるよう、墨田区と様々な事業やイベントを実現したいと考えている。

「すみだ子ども創造部」(小学生を対象としたデザインワークショップ)では、アドバイザーとしてデザインについて子どもたちに話す機会があり、教育的な分野にも関わりたいと思うようになっている。

「そういえば、TDPで1年間学んで修了した日、まだ就職先も決まってないのに『いつかプレックスプログラムに登壇します!』と宣言したことを思い出しました(笑)。それも実現できたら嬉しいですね。TDPは熱量のある人が多く、社会人スクールだからこその環境で、様々な人の考えを知りながらデザインを学べる楽しさがあります。私は27歳で入学してデザイナーになれたので、年齢で諦めずにチャレンジしてもらいたいです」

// W O R K S //

ALMA.jpgALMA(アルーマ)
地域産業との協業で誕生したプロダクト。このALMA シリーズにはピンズとピアスがあり、アロマを染み込ませたコットンを入れることでおしゃれと共に香りを楽しめる。石井精工の職人と何度も試作を繰り返しながら作られた。福森はアートディレクションも担当。デザイナー/ 廣部聖子とモデル/ プライス奈緒美紗羅もTDP 修了生。


works_01.jpgコクヨハク
コクヨ社主催のイベント「コクヨハク(〜2019 年終了)」のトータルディレクションを担当。テーマは「文具のレストラン」。テーマ、ビジュアル、限定商品のアイデアやワークショップなどの内容を決めるのはもちろん、設営も行った。入場に行列ができるほどの反響があった。


kokuyome_KV.jpgKOKUYO ME
「コクヨハク」をきっかけに、コクヨ社からはさまざまな依頼を受けている。コクヨ自社ブランド「KOKUYO ME」のキービジュアルのアートディレクションを福森、デザインを廣部聖子が担当。「Life Accessories」をコンセプトに、機能的でありながらユーザーの生活そのものをアクセサリーのように彩るブランドとなっている。


illumiro-yura-glass.jpgillumiiro yura glass(イルミーロ ユラグラス)
千葉のガラスメーカー、岡本硝子(株)の自社ガラスブランド「illumiiro(イルミーロ)」のディレクションを担当。このグラスは表面に薄い膜を何層も重ね、光の波長を100 万分の1 ミリレベルでコントロールすることで、繊細で不思議な色を生み出している。見る角度によって色が変わる。


- 公式noteでは、他にも多くの「現場で活躍する修了生」を紹介 -
TDP生のストーリーマガジン「com-plex」
https://note.com/tokyo_designplex
TDP に入学する人はさまざまな思いを抱えています。「未経験でもデザイナーになれるのか」「社会人からでは遅いのではないのか」。そうした葛藤を抱きながらも前に進んだ多くの修了生が、今クリエイティブの現場で活躍しています。そんなTDP の修了生たちを追ったストーリーマガジン。


■東京デザインプレックス研究所
次世代のデザイナーを育成する「東京発コンテンポラリーデザインの複合型教育機関」。100% 現役プロの講師による対面形式の授業は、1 人ひとりに指導が行き届く少人数制で行われる。カリキュラムは実践重視。仕事現場で活かせるスキルを身につけ、短期間で即戦力に。就職サポートも充実しており、就活方法からポートフォリオ制作、キャリア設計を個別に指導し、難関デザイン企業に内定者が続出している。

【専攻】デジタルコミュニケーションデザイン・グラフィックデザイン・WEB クリエイティブ・クリエイティブデザイン・空間コンテンポラリーデザイン・商空間デザイン・インテリアデザイン・CAD/3DCG・UX デジタルプロダクトデザイン・UX/UI・UX リサーチ・ブランドデザイン 【クラス】昼間部1 年制/ 夜間部/ 昼間部短期/ 土or 日 【受講期間】コースにより3 ヵ月〜1 年間

〒150-0041 東京都渋谷区神南1-12-10
TEL : 0120-456-539
https://www.tokyo-designplex.com/












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