応募期間:2020年3月18日(水)~5月31日(日)
【郵送による応募】最終日17:00必着
【オンラインによる応募】最終日23:59(日本時間)まで
写真術の誕生から180年。テクノロジーの進化によって、カメラの領域は、フィルムからデジタル、静止画から動画へと拡がってきた。また、インターネットやスマートフォン、SNSなどの普及により、今や誰もが気軽に写真を撮り、コミュニケーションを楽しむ時代となった。写真を取り巻くこうした環境の変化を踏まえ、「写真新世紀」は、プリント作品の応募に加え、オンラインでのデジタル作品(静止画・動画)も公募している。
「写真新世紀」からのコメント
私たちは、静止画と動画はシームレスな関係にあり、両者の間にまだ見たことのない新しい写真表現が潜んでいるのではないかと期待しています。次世代を予感させる新しい写真表現にチャレンジする皆さまのご応募を心よりお待ちしています。
写真新世紀について
「写真新世紀」は、写真表現の新たな可能性に挑戦する新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたキヤノンの文化支援プロジェクト。1991年のスタート以来、テーマや作品形態、点数、国籍、年齢などを問わない公募形式によるコンテストを実施し、写真の持っている可能性を引き出す創作活動を奨励し、受賞作品展の開催や受賞作品集の制作、ウェブサイトでの情報発信など受賞者の育成・支援活動を総合的に行っている。
概要
公募を年1回実施し、写真・映像の持っている可能性を引き出す新人作家を7名の審査員を起用して、優秀賞7名、佳作14名を選出します。現在は、プリントやブック形式の作品に加え、オンラインによるデジタル作品(静止画・動画)もグローバルに募集しています。
受賞作品は東京都写真美術館の展覧会で発表や、アーティスト・トーク、ポートフォリオレビューなどのイベントのほか、受賞作品集(写真新世紀誌)へ掲載されます。また、ホームページではアーカイブを充実させるほか、歴代受賞者の最新情報の発信などを行っています。
応募資格
応募者の国籍、年齢、経験(プロ・アマチュア)は問いません。
個人またはグループでの応募が可能です。ただし、グループの場合は今後もグループでの活動を継続していくことが前提です。
応募条件
・過去にコンテストなどで入賞または入選したことのない、オリジナル作品に限ります。また、現在ほかのコンテストなどに応募し、まだ結果が判明していない作品は応募できません。
・第三者の権利(著作権、肖像権など)を侵害する作品は応募できません。
・応募者1名(組)につき1作品の応募とします。同一人物が個人とグループで重複して応募することはできません。
・作品形態、点数などの制限はありません。郵送による作品応募だけではなく、オンラインによるデジタル作品(静止画※1・動画※2)の応募も可能です。
※1 静止画データの容量は1,000MB以下かつ100枚以下とし、サイズは1200×1600pixel以上を推奨します。また、ファイル形式はJPEG72dpiを推奨し、審査時の色空間はsRGBを基準とします。撮影機器は問いません。※2 動画データの容量は1,000MB以下、フォーマットはMP4とします。撮影機器は問いません。
応募費用
応募費用は無料です。郵送費用については応募者負担となります。
応募申し込み期間
作品を提出する前に、「写真新世紀」ホームページから申し込みをする必要があります。
受付期間:2020年3月18日(水)~ 2020年5月31日(日)
【郵送による応募】最終日17:00必着
【オンラインによる応募】最終日23:59(日本時間)まで
送付先
日本通運株式会社気付 「写真新世紀」作品受付センター
〒143-0006 東京都大田区平和島2丁目1番1号
京浜トラックターミナル14号棟A棟1階
TEL 03-3767-0921
賞
グランプリ 1名(組)
・奨励金 100万円(優秀賞奨励金20万円を含む)
・副賞 キヤノン製品
・次年度における個展開催の権利
・優秀賞の全特典
※優秀賞7名(組)の中からグランプリ1名(組)が選ばれます。
優秀賞 7名(組)
・奨励金 各20万円
・受賞作品展「写真新世紀展2020」への出展
・グランプリ選出公開審査会への参加
・「写真新世紀誌」次号での紹介
・「写真新世紀」ホームページでの紹介
※7名の審査員がそれぞれ1名(組)を選出するため、重複受賞で人数が減る場合があります。
佳作 14名(組)
・奨励金 各3万円
・受賞作品展「写真新世紀展2020」への出展
・「写真新世紀誌」次号での紹介
・「写真新世紀」ホームページでの紹介
※7名の審査員がそれぞれ2名(組)を選出するため、重複受賞で人数が減る場合があります。
審査員
ポール・グラハム(写真家)、オノデラユキ(写真家)、椹木野衣(美術評論家)、清水穣(写真評論家)、瀧本幹也(写真家)、野村浩(美術家)、安村崇(写真家)
審査方法
6月に開催する「優秀賞選出審査会」において、全ての応募作品の中から各審査員が優秀賞を1名(組)ずつ計7名(組)、佳作を2名(組)ずつ計14名(組)選出します。グランプリは、10月に東京都写真美術館で開催する受賞作品展「写真新世紀展2020」の期間中に行われる「グランプリ選出公開審査会」において、優秀賞受賞者7名(組)の中から1名(組)を選出します。
発表
優秀賞、佳作受賞者には7月末日までに事務局より直接連絡します。また、8月初旬までに「写真新世紀」ホームページ上でも発表予定です。なお、審査結果に関するお問い合わせには応じられませんのでご了承ください。
2019年度の受賞者7名
グランプリ
『蟻のような』 中村智道
優秀賞
『Dialogue』 江口 那津子
優秀賞
『Formerly Known As Photography』 遠藤 祐輔
優秀賞
『background』 幸田 大地
優秀賞
「エリートなゴミたちへ」小林 寿
優秀賞
『空を見ているものたち』 田島 顯
優秀賞
『Sympathetic Resonance』吉田 多麻希