クリエイションギャラリーG8が、 2021年2月13日、20日、27日の3日間、デザイナー5人によるオンラインのデザインワークショップ「G8 CLUB」を開催する。
高校生以上を対象として、デザインの知識や経験の有無に関わらず、デザインを体験できるユニークなワークショップとなっている。
【ワークショップ】
① 2月13日(土) 2:30pm-5:30pm 講師:吉田勝信
② 2月20日(土) 10:00am-1:00pm 講師:上西祐理
③ 2月20日(土) 2:30pm-5:30pm 講師:原田祐馬
④ 2月27日(土) 10:00am-1:00pm 講師:髙田唯
⑤ 2月27日(土) 2:30pm-5:30pm 講師:三澤遥
高校生以上対象/定員各回12名/参加費(実費)1,000円予定
オンライン(Google Meet使用。パソコンまたはタブレット端末でご参加ください)
要予約 ※1月16日(土)11時より参加申込受付開始(先着順。参加上限はおひとり2回まで)
※定員に達し次第、受付終了となります。
※終了時刻は、若干前後する場合がございます。
クリエイションギャラリーG8は、株式会社リクルートホールディングスが社会貢献の一環として1985年から銀座で運営しているギャラリーです。
グラフィックデザインを中心に企画展を開催し、デザインを通じて豊かな生活の提案や、さまざまな出会いをつくる場所を目指して活動を続けています。
クリエイションギャラリーG8では、2021年2月13日、20日、27日の3日間、デザイナー5人による、オンラインのデザインワークショップを開催します。
2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、人々の行動や生活スタイルが大きく変化した年でした。
同年3月、ギャラリーで開催予定だったUMA / design farm展のワークショップも、感染の拡大を防ぐために延期となりましたが、改めてこのイベントの開催を検討する中で、リアルな空間だけではなく、オンラインで展開するギャラリーの新しい取り組みにしようと、オンラインワークショップ「G8 CLUB」を企画しました。
これは、高校生以上を対象に、デザインの知識や経験の有無に関わらず、オンラインでデザインを体験できるワークショップです。
講師となる5人のデザイナーが、今回のためにユニークなワークショップを計画しています。
普段はあまり知ることのできないデザイナーたちの眼差しと作法を、ワークショップを通して体験しながら、デザインの楽しさ、面白さ、豊かさを、みなさんとともに発見し、学ぶ機会にできたらと考えています。
【ワークショップの内容と講師】
① 2月13日(土) 2:30pm-5:30pm
「印刷機になる」 講師:吉田勝信
このワークショップは「複製性」と「個性」をテーマにしています。グラフィックデザインという領域は複製・量産がつきものです。今回のワークショップでは、自分の腕や頭、身体が最小単位の印刷機だと考えて製版から印刷までを行ないます。
吉田勝信(Katsunobu Yoshida)
1987年、東京都新宿区生まれ。山形県を拠点にデザイン業を営む。グラフィックデザインを主な領域として、フィールドワークを取り入れた制作を行なっている。ブランディングやコンセプトメイキング、商品企画、サービス設計などに携わる。家業の染色工房では染材、繊維の採集やテキスタイルデザインを担っている。名前の「吉」は(土に口)。https://www.ysdktnb.com/
② 2月20日(土) 10:00am-1:00pm
「現代土偶をつくろう」 講師:上西祐理
特定の人物を想定して、土偶にしてみよう。人物からどんな特徴を抽出して、形に落とし込むのか。観察から、アイコン化していくことを、実際に手を動かしながらやってみるワークショップです。
上西祐理(Yuri Uenishi)
グラフィックデザイナー、アートディレクター。1987年生まれ。東京都出身。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒 。 今までの仕事に、世界卓球2015 ポスター、LAFORET 2020 / LAFORET HARAJUKU、#SHEMOVESMOUNTAINS / THE NORTH FACE等。東京ADC賞、JAGDA新人賞、CANNES LIONS金賞、NYADC金賞受賞。趣味は旅と雪山登山。旅は現在42カ国訪問。
③ 2月20日(土) 2:30pm-5:30pm
「ゴーストポスターズ / 海苔弁の解像度」 講師:原田祐馬
グラフィックデザインの歴史に刻まれる名作ポスターたちを分析し、海苔弁当に変換しよう。先人がどのような意図や思考を持って取り組んでいたのかに思いを馳せ、設計図を描き、海苔などの食材で再現を試みます。限られた素材、限られた技術の中から生まれるポスターのゴーストをつくるワークショップです。
原田祐馬(Yuma Harada)
1979年大阪生まれ。UMA / design farm代表。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「共に考え、共につくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。グッドデザイン金賞(2016年度)、第51回日本サインデザイン賞最優秀賞(2017年度)など国内外で受賞多数。京都造形芸術大学空間演出デザイン学科客員教授。愛犬の名前はワカメ。
www.umamu.jp
④ 2月27日(土)10:00am-1:00pm
「文字をつくろう」 講師:髙田唯
みんなが大好きなコンビニでも売っているアレを使って文字をつくります。「デザイン」とは、とんでもない発明をすることとは限りません。身近なものに対して、少し発想を変えたり、斜めから見るだけでも、まだまだこの世界はおもしろくなるはず。ゼミで行ってきたこれまでの活動を、写真を見せながら進めていきたいと思います。
髙田唯(Yui Takada)
グラフィックデザイナー。1980年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒。グラフィックデザイン部門「Allright Graphics」、活版印刷部門「Allright Printing」、音楽レーベル「Allright Music」からなる株式会社Allright取締役。2011年JAGDA新人賞・2019年東京ADC賞・2020年TDC賞受賞。AGI会員。東京造形大学准教授。
⑤ 2月27日(土) 2:30pm-5:30pm
「気配の設計」 講師:三澤遥
モノをひとつ選び、紙で小さな構造物をつくって組み合わせ、そのモノに誰か住んでいそうな「気配を設計する」ワークショップです。私は、なんてことないものにこそしっかりと目を向けてみるようにしています。よく見て、よく手を動かして、よく考えてみます。身のまわりの「もしかしたら」や「ひょっとすると」を収集しておくと、いつもの日常を新鮮に楽しむことができる豊かさが手に入るかもしれません。
三澤遥(Haruka Misawa)
デザイナー。武蔵野美術大学卒業後、デザインオフィスnendoを経て、2009年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014年より三澤デザイン研究室として活動開始。主な仕事に、水中環境をあらたな風景に再構築した「waterscape」、上野動物園の知られざる魅力をビジュアル化した「UENO PLANET」、ロゴの自在な展開性を追究したKITTEやTOKYO BIG SIGHTのVIがある。
【ワークショップのご予約、詳細】
以下URLよりご確認ください。
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8-club/g8-club.html