chocomoo（チョコムー）個展 内覧会レポート

イラストレーター" Chocomoo"(チョコム―)個展内覧会レポート
会期【2020.8.13 Thu. - 9.28 Mon.】

Chocomoo EXHIBITION -OUR SECRET PARTY- Supported by WITH HARAJUKU

イラストレーター" Chocomoo"(チョコム―)個展内覧会レポート

Chocomoo EXHIBITION -OUR SECRET PARTY- Supported by WITH HARAJUKU

開催期間2020.8.13(木)－9.28(月)
開催場所WITH HARAJUKU HALL
東京都渋谷区神宮前１丁目14番30号3階
開館時間10：00 － 19：00 *入場は閉館の30分前まで
休館日会期中無休
入場料有料
公式ホームページ https://chocomoo-exhibition.com/

2020 年 8 月 13 日(木)から 9 月 28 日(月)までイラストレーターChocomoo（チョコムー）の展覧会『Chocomoo EXHIBITION -OUR SECRET PARTY- Supported by WITH HARAJUKU』が開催される。今回、開幕前日に行われた内覧会の様子をご紹介する。

◆展示内容◆

大きく4つのカテゴリーに分かれて、73点の作品が展示されている。

① THAT'S A PARTY

2009年に韓国で行われた個展Chocomoo Solo Exhibition in Seoul "THAT'S A PARTY"の作品。韓国で初めての個展だったこともあり、来場者に想いが届くように、伝えたい言葉をダイレクトに表現している。 "EVERYTHING GONNA BE ALRIGHT"「すべて上手くいく」、 "DO WHAT YOU LOVE"「好きなことをすればいい」など、Chocomooらしい前向きな言葉が描かれている。

② DIARY OF A MOMENT

今回の個展開催にあたり新しい試みに挑戦し、これまでとは違った側面が見られる作品群。Chocomooは、パズルを組み立てていくように即興的に作品を描くイメージが強いが、このカテゴリーの作品では、具体的なイメージを持って構想が練られている。例えば「OUR DINER」は、様々なダイナーの写真を参考に、行きたいと思うダイナーの内装デザインを考えたり、これまで行ったダイナーの場面を鮮明に思い出しながら、空気感や雰囲気を再現したりしている。また、モノクロの作品にとどまらず、背景に色を入れるという試みも行っている。

③ COLLABORATION WITH BOBBY GROSSMAN

マンハッタン出身の写真家Bobby Grossmanとのコラボレーション作品。Bobby GrossmanからChocomooに連絡があり、2014年と2019年の2回にわたりコラボレーションが実現した。7作品全て日本初公開となる。Bobby Grossmanは被写体であるAndy WarholやJean-Michel Basquiat、David Bowieなどの著名人と親交が深く、それゆえプライベートが垣間見られるような写真を撮る作風が特徴。今回のコラボレーション写真にはそれぞれの被写体に合うメッセージが入っている。イラストモチーフの選定については、双方が提案するかたちで進めて、John Watersの写真にはフラミンゴを、Andy Warholの写真にはキャンベルスープ缶を描き入れるなど、Chocomooもモチーフの提案を行ったという。

展示作品

Joey Ramone（2014）

Andy Warhol（2014）

Jean-Michel Basquiat（2014）

David Bowie（2014）

Bobby Grossman & John Waters（2019）

Glenn Brien（2019）

Debbie Harry（2019）

④ MUSIC IS LOVE

Chocomooは音楽を大切にしていて、自身の創作やリラックスタイムの間にも必ず音楽をかけている。にぎやかな気分にさせてくれたり、リラクゼーションの効果があったり、色々な側面を持つ音楽というものを作品として表現している。イラストのくねくねとした線もChocomooの作風の特徴の一つであるが、これは音楽を聴きながら創作していることが影響しているという。みんなが歌ったり踊ったりしているイメージが作品全般に表れているため、 "MUSIC IS LOVE" というテーマはこのカテゴリーに限定されず、Chocomooの作品全体に共通する深いテーマとなっている。