武蔵野美術大学
学生インタビュー2020
#01 石暁君さん

学生主体の授業で培った広い視野と深い考察力を携え、"架け橋"となるデザインを

           
武蔵野美術大学
学生インタビュー2020
#01 石暁君さん
学生主体の授業で培った広い視野と深い考察力を携え、
"架け橋"となるデザインを



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武蔵野美術大学
造形学部 基礎デザイン学科 4年生
石暁君 Seki Gyoukun



母国・中国の美大ではなく日本でムサビに進学しようと思ったのはなぜですか?

中国では一般大学でマーケティング専攻だったんですが、ブランディングについて学ぶ機会があり、企業や商品の価値を消費者にどう伝えるかということに興味を持つようになりました。特にVIに興味があったので、ネットで検索してみたら、中国と文化が近いこともあり、日本の例がたくさん出てきたんです。ムサビに進学したのは、デザインをグラフィックなど特定の領域に分けず、もっと幅広い視点で社会とのつながりを考える基礎デザイン学科の存在を知ったためです。学校案内を見た時、これだ!と思いました。

実際にムサビで学んだ感想は?

とても自由で、学生に自主的に考えさせる大学だと思います。答えありきでそこに導くのではなく、一人ひとりが自分で答えを出せるように、いろいろな角度からアドバイスしてくれるんです。表面的なことよりも、社会や世界に目を向け、その中でどういう価値をつくっていくのかを考えて欲しい。そういう深い意図が授業でも伝わってきて、私自身、大きな影響を受けました。興味のあることは何でもやってごらんという方針なので、学生はみんな意欲的ですし、どうすれば作品としてもっと良くなるのかを真剣に考えている。友人や他の学生からもいつも刺激を受けています。

サークル活動はしていますか?

陶芸サークルに入っています。手を動かす能力や形を見る眼を養いたいと思ったんです。デザイナーは形の美しさが見てわかるだけでなく、この曲線はなぜ美しいのか、角度はなぜここがいいのか、頭と体で理解することが大切だと思うので、いい経験にこの曲線はなぜ美しいのか、角度はなぜここがいいのか、頭と体で理解することが大切だと思うので、いい経験になっています。違う学科の人たちとも交流が深められますし、展示会をやった時はグラフィックのスキルを活かしてパンフレットの制作も担当しました。写真も好きなので、サークル活動とは別に、友人と一緒に写真展を開催したこともあります。

卒業後にやりたいことは見つかりましたか?

VIの中でも特にグラフィックへの興味が深まり、今は人に伝えるグラフィックデザイナーを目指したいと思っています。今、私が尊敬する某グラフィックデザイナーの事務所へインターンで通っているんですが、その方の仕事を見て思ったのは、デザインというのは、単に自分の表現を出すのではなく、クライアントの意図や文脈を理解した上で、ある目的をユーザーに伝える〝媒介者"であるべきだということ。余計な表現を入れずにパッと伝わるデザインが大事なのだとわかりました。目的によって媒介者の形も変わるので、そのためには経験が手段のひとつになる。ムサビで学んできたことは必ず生きると信じています。

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石暁君さんの作品

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2019年OC 基礎デザイン学科メインビジュアル
2019年基礎デザイン学科メインビジュアル1.jpg
「土と炎」陶芸展示DM_表.jpg
「土と炎」陶芸展示DM
「土と炎」陶芸展示DM_裏.jpg
「平面の立体、立体の平面」ポスター.png
「平面の立体、立体の平面」ポスター
「平面の立体、立体の平面」チッケト@2x.png
「平面の立体、立体の平面」チケット
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「form/fetishism」ポスター

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