SOMPO美術館外観イメージ
「世界で最も忙しい駅」としてギネス世界記録で認定される新宿駅。そこからわずか徒歩5分の場所に、ゴッホの《ひまわり》を有する美術館がリニューアルオープンする。1976年の開館以来、長年にわたり親しまれてきた「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」から「SOMPO美術館」に名称を変更するとともに、同じ敷地内(SOMPOホールディングス本社ビル敷地内)で移転・新装。
新美術館のデザインには、東郷青児作品の曲線美をモチーフとした垂直面と曲面の組み合わせが盛り込まれている。新しい建物は地上6階・地下1階建てで、1階はエントランス、2階はショップと休憩スペース、3階から5階は展示室として構成される。また前庭には、同美術館を象徴するゴッホの《ひまわり》の陶板複製画が設置されることで、都市と一体化した文化的スペースとして機能することが期待されている。さらに、美術館のロゴも一新。マークは「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」時から引き続き、東郷の油彩画に描かれた人物像《超現実派の散歩》をモチーフにした、人間の心の自由を象徴するデザインが採用されている。
日本で初めての高層階美術館として開館、ゴッホの《ひまわり》の展示など、新宿の街のアートスポットとして親しまれてきた美術館の新たな一歩を、ぜひその目でご覧いただきたい。
エントランス(パース提供:大成建設株式会社一級建築士事務所)
1階(パース提供:大成建設株式会社一級建築士事務所)
2階 ミュージアムショップ 休憩スペース
(パース提供:大成建設株式会社一級建築士事務所)
開館記念展Ⅰ
珠玉のコレクション──いのちの輝き・つくる喜び
会期:2020年5月28日(木)-7月5日(日)
会場:SOMPO美術館(東京都新宿区西新宿1-26-1)
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00-18:00
休館日:月曜日
料金:一般 1,000円 / 大学生 700円 / 高校生以下無料
主催:SOMPO美術館、読売新聞社
協賛:損保ジャパン日本興亜
リニューアルを記念して開かれる「開館記念展Ⅰ 珠玉のコレクション」(2020年5月28日-7月5日)では、同館のマークが象徴する「美術がもたらす心の自由を大切にする」というコンセプトを切り口に、鑑賞者に新しい感受性への気付きをもたらす約70点の作品が展示される。
フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》1888年 油彩・キャンヴァス 100.5×76.5cm
山口華楊《葉桜》1921年 絹本彩色 168.7×273.5cm 開館記念展Ⅰのみ展示
ピエール=オーギュスト・ルノワール《浴女》1892-93年頃 油彩・キャンヴァス 53.5×38.0㎝
開館記念展Ⅱ
秘蔵の東郷青児──多才な画家の創作活動に迫る
会期:2020年7月18日(土)-9月4日(金)
会場:SOMPO美術館(東京都新宿区西新宿1-26-1)
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00-18:00
休館日:月曜日
料金:一般 1,000円 / 大学生 700円 / 高校生以下無料
主催:SOMPO美術館、読売新聞社
協賛:損保ジャパン日本興亜
続けて開催される「開館記念展Ⅱ ――秘蔵の東郷青児」(2020年7月18日-9月4日)では、同館の「東郷青児コレクション」を代表する絵画、彫刻、版画などの作品約50点と、関連作家の作品約50点、そして未公開品を含む約100点もの資料が展示される。
東郷青児《婦人像》1936年 油彩・キャンヴァス 73.3×53.5cm ©Sompo' Museum of Art, 19017 開館記念展Ⅱのみ展示
SOMPO美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
03-5777-8600(ハローダイヤル)
交通案内:新宿駅西口から徒歩5分
休館日:月曜日(祝祭日は開館)、展示替期間、年末年始
開館時間:10:00-18:00
2020.04.23