デザインやアートをとおして自分の好奇心や好きなモノを深く探求し、アイデアだけで終わらせるのではなくアイデアを実現する力を身につける。人々が快適に暮らせるようにしてくれるのがデザインの役割であり、人々を感動させるような価値を提供してくれることがアートの役割だ。私たちの身の回りにある様々なモノ、それらに触れた人を幸せにする行為こそ、本当のデザインであり、本当のアートなのだ。
神戸芸術工科大学は1学年の定員400名に対し、専任教員約100名という少⼈数制のもと、学⽣⼀⼈ひとりの個性に合わせた密接な指導を⾏っている。また、異なる学科と有機的につながり合い、多様な学習で徹底的にデザインとアートを学ぶことで表現のエッセンスとなる基礎⼒が養われる。さらに課題解決力を実践的に身につけられる。
「デザイン都市・神⼾」にあることも本学の特⾊のひとつ。最新のデザインやアートの動向・情報に直接触れながら、神⼾市をはじめ様々な企業・⾃治体と連携し、学⽣⾃らが商品開発やイベント協⼒などを⾏う「産官学連プロジェクト」にも⼒を⼊れ、学⽣たちがデザインのチカラで実社会の課題に挑戦し、実践的な⼒が⾝につけられる。
教員と学生によるデザインユニット「Design Soil」がイタリア・ミラノでで毎年開催される、世界最⼤規模の国際家具⾒本市「ミラノサローネ」の展示会に参加している。
「Design Soil」は、⼤学の授業のレベルや先⽣の評価という「枠」を超えたところで、社会や世界を肌で感じ、学⽣⾃らが"新しいモノサシ"を⼿に⼊れる教育プログラムだ。ミラノサローネ以外にもさまざまなワークショップを実施し、家具メーカーなどの企業とコラボ商品の開発を⾏っている。学⽣は受け⾝になるのではなく、それぞれの意⾒や考えを主張し、議論するなかで、⾃主性を育んでいく。