[展示概要]
国立新美術館は、2015年「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」を皮切りに、同展をタイ・ミャンマーに国際巡回するなど、日本が誇る独自のカルチャーを世界に発信する取り組みに力を入れてきた。2018年には「ジャポニスム 2018:響きあう魂」の一環として、フランス・パリにて「MANGA⇔TOKYO」展を開催し来場者が3万人を超えた。今回その凱旋展示として、2020年8月2日(水)-11月3日(火・祝)まで「MANGA都市TOKYO」を実施。東京と密接な関係にあるマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品から、90タイトル以上のコンテンツを取り上げ、マンガ原画やアニメ制作資料など500点以上を展示する。
MANGA都市TOKYOオリジナルキャラクターの「ヨリコ」と「ヴィッピー」のキャラクターデザインとイラストを手掛けたのは、アニメ『リトルウィッチアカデミア』で監督を務めた吉成曜(YOSHINARI YOH)。展示会場内で、セクションごとのテーマを説明するイラストやトリビア解説に登場する。
[展示構成]
イントロダクション
1/1000巨大東京都市模型。現実の都市風景にさまざまな物語の場面やキャラクターの記憶が重ねられる。
セクション1:破壊と復興の反復
未曾有の天災や未知の生命体の襲来などによって東京が壊滅的な打撃を受けるという半ば定番ともいえる描写をしている作品を取り上げる。
(展示作品:ゴジラ、AKIRA、「エヴァンゲリヲン」シリーズなど)
セクション2:東京の日常
時代区分を3つに分け、日常生活を描写した作品群を通して、人々の生活の場としての東京の姿とその変遷を見ていく。
(展示作品:さくらん、るろうに剣心 ―明治剣宮浪漫譚―、美少女戦士セーラームーンなど)
セクション3:キャラクター vs. 都市
人間とキャラクターが共存する街としての「東京」のアンビバレンツな魅力をインスタレーションで表現。
[展示作品]
2020.03.25