広告や書籍、Webをはじめ、工業製品から生活空間に至るまで、私たちの周囲はさまざまなデザインで彩られている。東京工芸大学の芸術学部は、写真・映像・デザイン・インタラクティブメディア・アニメーション・ゲーム・マンガの7学科で、次世代を担う豊かな才能を育成してきた。なかでも、社会に必要とされる人材を数多く輩出するデザイン学科は、多彩なキャリアと専門性を持ち合わせた教授陣による指導とカリキュラムに定評がある。
グラフィックデザイン領域では、文字・色彩・構成という3つの基礎スキルをベースに時代を読み解き、問題の解決に向かうデザイン手法を習得する。
イラストレーション領域では、書籍の装画や挿画、キャラクターや壁画など、幅広い絵画表現を学習していく。
デバイスや通信技術の発展と共に進化してきた映像情報デザイン領域では、具体的なコンテンツ制作を通じて現代のコミュニケーションを考察する。
そして、空間プロダクトデザイン領域では、人・モノ・空間に関わる思考を深め、自ら正解をつくっていく。
一人ひとりの個性と想像力を最大限に引き出し、社会に通用するスキルへ。それが東京工芸大学の基本姿勢である。
配信やサブスクリプションの普及により、私たちの日常生活において、あらゆるシーンで目にするようになった「メディア芸術」。映画やアニメーション、ゲームや漫画など、日本発のヒット作品も数多く誕生している。
東京工芸大学の〝メディア芸術の教育・研究拠点〟は、2019年に完成した中野キャンパスだ。メディア芸術の創作に必要な、最先端の設備と環境が整備され、ジャンルを超えた作品の制作や研究が行われている。
世界中が注目を集める「メディア芸術」は、日本のエンターテインメント産業を支える重要なものだ。その学びは多種多様な仕事に結びついている。たとえば、日本だけをピックアップしても、コンテンツ市場におけるゲーム分野の成長は著しく、この10年間でほぼ倍増している。自己表現だけに留まらず、ビジネスマーケットとしても無限の可能性を秘めており、世界を舞台に活躍することも決して夢ではない。
アートとテクノロジーを融合させた最先端の「メディア芸術」を、東京というクリエイティブな都市で学ぶ。時代や社会の変化に細やかに対応し、新たな芸術表現を創造する―。常識を超え、未来をつくる人になろう。