多摩美術大学
学校特集2021

新たな価値を生み出し社会課題を解決する力で困難な時代を切り拓く

           
多摩美術大学
学校特集2021
新たな価値を生み出し
社会課題を解決する力で
困難な時代を切り拓く

<この記事はデザインノート Premium 最強のブランディングデザイン / イラストノート Premium 窪之内英策のスケッチノート「夏の美術学校特集2021」からの抜粋です>

アートとデザインの力で前を向いて進み続ける

社会に新たな価値を生み出し、さまざまな課題をアートとデザインの力で解決していく多摩美術大学。東京は八王子・世田谷の2キャンパスに10学科と大学院を設置し、互いに切磋琢磨できる学習環境が整備されている。

2020年は創造的な活動や発表の機会が制限されるなど、アートシーンにとっても何かと不安の多い年だった。しかし、その暗い雰囲気を吹き払うように、在学生や卒業生、修了生たちが続々と目覚ましい活躍を見せている。

たとえば、若手芸術家の登竜門である『アートアワードトーキョー丸の内2020』では、許寧(シュ・ニン)さんが多摩美術大学の教育理念「自由と意力」を体現した作品でグランプリを受賞。平山夏帆さんは『第26回学生CGコンテスト』最優秀賞、窪田新さんは2021年度『JAGDA新人賞』受賞、そして、谷保玲奈さんが『第8回東山魁夷記念 日経日本画大賞』を受賞。そのほか、いろいろなコンテストにおいて、ここには書ききれないほどの入選者や受賞者が誕生している。

こうしたニュースが現役学生や卒業生らを刺激し、学内外の活性化にもつながっている。

時代に即した社会課題に取り組む産学連携

これまでも産学連携に注力してきた多摩美術大学だが、近年ではサステナビリティに代表される時代の要請にも積極的に応え続けている。

その代表例が、2020年から2021年にかけて、情報デザインコース3年生が取り組んだ、ルイ・ヴィトン ジャパン株式会社と一般社団法人Think the Earthとの連携授業だ。コレクションのディスプレイで役割を終えた造花のリユース、またはアップサイクルにより新たな価値を生み出していく学生たちの提案は、ルイ・ヴィトンジャパン本社でも最終発表を行った。

また、所属学科や学年の枠を超えて横断的研究や社会的課題に挑む『PBL(Project Based Learning)』科目も大きな成果を上げている。この4月には、環境デザイン学科と岡山県津山市つやま産業支援センターとの産学官共同研究が実を結んだ。学生たちのプロダクトデザインが家具製品となり、東急ハンズ新宿店で展示販売。森林の環境問題をテーマに流通の仕組みから考案された机や椅子が話題となった。

このように困難な時代だからこそ、多摩美術大学はアートとデザインの力で、さまざまな課題に挑戦している。

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2020年は多数の学生や卒業生があらゆるジャンルの賞に輝いた。その一人、『アートアワードトーキョー 丸の内2020 』グランプリを受賞した許寧さんの作品『Oil Painting in history--Freedom』



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2019年度より環境デザイン学科と岡山県津山市のつやま産業支援センターによる産学官共同研究「 つやま家具プロジェクト」を実施。森林の循環不全という環境問題をテーマに環境デザイン学科・工芸学科・彫刻学科の学生たちが津山市特産の「美作材」を使い10種類の机や椅子のデザインを提案。その中の5点が製品化され東急ハンズ新宿店にて、2021年4月より期間限定で展示販売された



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情報デザインコース3年生がルイ・ヴィトン ジャパンと一般社団法人Think the Earthとの連携授業にて、ルイ・ヴィトン2020年春夏メンズコレクションのディスプレイとしてウィンドウを飾り、役割を終えた造花をリユースあるいはアップサイクルし、新たな価値を生み出すプレゼンテーションを行った。学生たちのデザインの可能性を、美意識を持って追求した多様なアウトプットが高い評価を受けた
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